読書感想

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崩れる脳を抱きしめて 知念実希人

ひとこと 20歳以下が読むハッピーエンド恋愛物語 あと少し突き詰めてほしいという部分が多々ありました。クライマックスっぽく見せてるところの内容が薄いです。余命僅かな患者と担当医の恋愛話ですが、ちょっとありえないシチュエーションが多くて読んでいて「えっ、それあり!!」っていう事が多いです。 物語の場所はホスピス、つまり終の棲家を舞台に展開されますが、現実のホスピスって本当にこんな所なんだろうかと思う […]

かがみの孤城 北村深月

ひとこと 不登校中学生の葛藤と戦い、そして不登校からの脱却 7人の不登校中学生が、不思議な国に集められて1年間共に過ごす物語です。誰が主人公というよりも7人全員が主人公です。中学生がどういう理由で不登校になるのか、そして教師の対応、親の対応、誰も分かってくれない不登校の理由。 甘えや逃げ癖がある子供が不登校になると思っていたら大間違いです。不登校になるにはそれなりの理由があります。そして不登校から […]

屍人荘の殺人 今村昌弘

ひとこと 殺人事件にゾンビ登場は無し この物語の展開どうなるのかなと思わせる面白い冒頭です。王道のミステリー小説の設定で殺人が行われますが、同時進行でウィルステロも行われます。この2つの事件がマッチしないので、読んでいて違和感があります。 普通のミステリー小説ではないのは間違いないですが、殺人犯の推理をしながら、ゾンビから逃げなければならないので、殺人事件解決に集中出来ませんでした。こういう状況で […]

有頂天家族 森見登美彦

ひとこと 日本での狸の取扱説明書 登場人物は狸、天狗、人間。場所は京都がメインです。ちなみに狸と天狗は人間ではないですが、全員日本語をしゃべります。日本では、狸が「アホ」の象徴ということをこの本を読んで知りました。雰囲気は昔話のようなんですが、現代の問題をメインに書かれていて不思議な感覚でした。 人間の世界では当たり前に起こる、信頼した人に裏切られ、それでも信じ続けるしかない。という内容がメインの […]

コーヒーが冷めないうちに 川口俊和

ひとこと 何のひねりもない時空移動物語 過去と未来を行き来できる物語です。時空の超え方は独特で面白いですが、時空を戻りたい理由が普通すぎました。愛と感動の物語ばっかりで、パッとしません。 過去や未来に行けるのであれば、お金の儲けの話は当然あってもよさそう。ハッピーエンドの話しばかりだったので、バッドエンドの話も欲しかったです。

特等添乗員αの難事件Ⅰ 松岡圭祐

ひとこと とんちクイズを美男美女が解決していく ラテラルシンキングを用いながら、とんちが効いた問題を難なく解決していく物語です。本のタイトルに難事件とありますが、実際は難事件ではありません。子供用のミステリー小説といった感じです。ラテラルシンキングについては、よく学べるのでそこは読んでいて面白いです。 ただ、登場人物も問題の背景もストーリー性が乏しく、物語としては面白くありません。こちはシリーズ化 […]

夜行 森見登美彦

ひとこと 時空を歪め過ぎて完結出来なかったミステリー小説 主人公が複数おり、それぞれの主人公が過去の亡霊に悩まされている話が短編集のように続きます。主人公たちの話に共通する一人の画家の版画に、必ず話しは戻ってから、次の主人公の話にバトンを渡します。 半分まではどうなるか予想がつかない展開にウキウキしながら読めますが、後半も同じ展開なので単調に感じました。最終的にはそれぞれの主人公の話に収拾がつかな […]

豊田章男 片山修

ひとこと 豊田章男の事をどの角度からも絶賛する一冊 伝記を本人以外が本に書けば、それはほとんどが褒める内容になるのはある程度想像がつくが、この本は群を抜いて褒めちぎっている。豊田章男の信者が出版した本と言っても過言じゃないくらいです。 内容はトヨタが豊田章男を社長に迎えるまでと、章男が社長になるまでトヨタの御曹司としての肩書を使わないように、現場第一でトヨタで学んでいたひたむきな姿勢が書かれていま […]

面白くて眠れなくなる植物学 稲垣栄洋

ひとこと 植物の歴史を人間の歴史に当てはめて説明 眠れなくなるほど面白い感じはしなかったです。テレビのクイズ番組に出てきそうな、豆知識的な説明の連続です。人間のこれは、植物のこれから来ているものという説明が多いため、「人間のこれ」に当てはめすぎて植物本来の説明ではない気もしました。 「植物とは?」という話を分かりやすく説明してくれると良かったのですが、人間中心に考えられていたので、植物の断片的な部 […]

コンビニ人間 村田紗耶香

ひとこと 継続する事とは、自分を造り上げていく事 周囲の人間と違う主人公が、どうやったら周りと同じ普通に生きていけるかを探す物語です。周囲と違うという描写が、猟奇的殺人者のような極端な描写だったので、この主人公が本当に普通人として生活したいという欲望は、物語から感じ取れませんでしたが、その代わり生きる事を諦めている感じは読み取れました。 何をするにも、自分がどう思っているかを最初に考えるのではなく […]

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