コンビニ人間 村田紗耶香

コンビニ人間 村田紗耶香

ひとこと

継続する事とは、自分を造り上げていく事

周囲の人間と違う主人公が、どうやったら周りと同じ普通に生きていけるかを探す物語です。周囲と違うという描写が、猟奇的殺人者のような極端な描写だったので、この主人公が本当に普通人として生活したいという欲望は、物語から感じ取れませんでしたが、その代わり生きる事を諦めている感じは読み取れました。

何をするにも、自分がどう思っているかを最初に考えるのではなく、自分の周囲が悲しむのでは?と思って全て人勢を行動します。主人公が30代になった時気づいた事がありました。それは周囲を悲しませないだけではなく、喜ばせることもしなければならないという事に。

人を喜ばせることは、悲しませないようにする事より難しかった為、主人公は挫折します。そして最終的に主人公は実は自分がしたい事を持っている事に気づきます。やりたい事が無いと思って、長い間生きている人は自分が今まで継続してやってきた事がやりたい事なんだと思いました。

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