暗幕のゲルニカ 原田マハ

暗幕のゲルニカ 原田マハ

ひとこと

「ピカソ」とは個人名ではなく、グループ名だと思える物語

絵画に全く疎い人でも、この本を読み終われば絵画を見に行きたくなります。ピカソとピカソを崇拝する人たちの物語です。もし、ピカソが物語通りの人であれば、ピカソは自分の欲望に忠実に生きる男性。

ピカソを崇拝し、魅了された周辺の人たち。特に一人の女性の切なすぎる恋物語。尊敬する人とは恋人ではなく、友人でいるべきだと気づけます。そしてピカソに人生を捧げた一人の男性の物語。この男性がいたからこそ、世界のピカソになれたんだと思えます。

表現の仕方には本当に色々な形があるんだと実感しました。言葉以外の表現方法で伝えることの方が、表現に重みがあり、ストレートに解釈され、世界に浸透するものなんだと感じました。

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