アカガミ 窪美澄

アカガミ 窪美澄

ひとこと

少子化問題を解決するには至らない、予想がつく物語の展開

近未来の物語だが、読んだのが物語の設定する2020年だったので、近未来感が一気になくなる。物語は現在の問題「少子化」「晩婚」「自殺者増加」を中心にして話が進んでいく。

前半は暗い話が多い。この物語を通して自殺する理由の1つが分かった気がした。それは、「老い」への絶望。自分では対応しきれない事が起こることを極端に嫌がって自殺するというのは、少し理解できる。

この物語のほとんどの部分を占めていた、少子化問題への政府の取組みについては、昔観たハリウッド映画を思い出させた為、読んでいるそばから、展開が分かってしまった。もう少しひねって、世間に訴えかける物語にしてほしかった。

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