すぐ死ぬんだから 内館牧子

すぐ死ぬんだから 内館牧子

ひとこと

後期高齢者じゃない方が読む場合→後期高齢者になった気分になれるので、心が老いた気になる

後期高齢者の方が読む場合→外見が綺麗な後期高齢者女性の生活を見ることができる

専業主婦を無事に終え、自分の為に時間を使い始めてからの物語。時間を掛けて勉強をしたのは身だしなみ、実年齢よりも若く生活するための体力作り、旦那の身だしなみ。彼女が絶対にしない格好は、後期高齢者によくある、リュックもしくは、斜め掛けのバック、帽子、そして何とも言えないくすんだ色の服。

この本の後期高齢者とは団塊世代の親世代。この世代は周りに迷惑を掛けずに、自分のことは自分でするという想いが強い気がする。例えば、自分のお葬式の写真を事前に撮影したり、お葬式の費用を前もって積み立てておいたり。

物語は、嫁姑問題、旦那問題、近所付き合い問題、子供問題、孫問題、病気問題と、人生において向き合うであろうほとんどの問題に出くわしている。この問題とかなりリアルに向き合い、解決していく。なんか人生勉強になる。

年を取るとまるくなるとよく言われるが、その意味がこの本を読んで分かりました。決して、まるくなりたくて、まるくなるんじゃないってことも。この物語のようになりたいか、なりたくないかは別にして、一人の後期高齢者女性のルーティンを覗けるような物語でした。

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