部下を叱れないマネジャー必見
すぐにできる部下の叱り方

部下を叱れないマネジャー必見<br>すぐにできる部下の叱り方<br>

マネジャーなのに、部下をうまく叱れない。。。
この悩み、最近ではベテランのマネジャーでも抱えている悩みです。

部下を叱ることが出来なくなってしまった主な理由は
・部下と仲がいい
・部下に嫌われたくない
・叱るぐらいなら、自分でやった方が楽
・叱り方を知らない

部下の叱り方をマスター出来れば、あなたの仕事の生産性を上げることが出来ます。そして、あなたはマネジャーとしての仕事に集中することが出来るのです。マネジャーの仕事とは、部下をコントロールし、会社の利益を上げることになります。

これまで、15年間で5社の企業に所属し、多種多様なマネジャーの元で働いていた著者だから分かる、部下が感じる「叱り方」についてお話し致します。

「叱る」と「怒る」の違い

まずは、よくマネジャーが勘違いしているのが、怒ることを叱ると思っていることです。私が経験してきた感覚でいくと、大抵のマネジャーは部下を怒っています。怒られた部下は、マネジャーに言われた内容はほとんど覚えておらず、自分の感情がどうなっているかを考えています。それはショックや怒り、嫌悪感です。

「叱る」というのは、相手の事を考えて行う行為ですが、「怒る」というのは、自分本位な行為。

つまり、怒ることで部下に何かを伝えようとしても何も伝わらず、あなたと部下の溝が深くなるだけです。

部下の叱り方 3つのポイント

怒るやり方ではなく、叱る方法について3つの段階に分けて説明しています。この3つのポイントを抑えるのは当たり前ですが、「叱り方」については、何よりも大事なのが、あなたのゴール設定です。そこをしっかり念頭に置けば、部下を叱るなんて事は、あなたにとって何ともないことになります。

①叱る準備:場所とタイミング

叱る場所は人前は避けましょう。個室に呼んで叱ってもいいですが、かしこまり過ぎるのと、怖がる部下も出てくるかもしれませんので、出来れば人気がない場所に誘導して下さい。

叱る時のタイミングは、基本的にあなたが気づいた瞬間、すぐに注意したほうが効き目があります。当たり前ですが、叱る時は直接本人に口頭で伝えましょう。メールで叱ると、あなたの感情が分からない為、部下が感情的になる場合があるので、避けた方がいいでしょう。

(シュミレーション)
場所:部下がトイレに立ったり、部下にランチをご馳走する名目で連れ出します。
タイミング:部下が後輩に仕事を押し付けた当日に行います

②事実確認後、自分の気持ちを伝える

事実確認をする際は、自分の感情は一切入れずに淡々と行って下さい。その後、部下がしてしまった行為に対してのあなたの本当に思った事を伝えてください。但し、怒りの感情を抱いている場合それを部下に伝えてはいけません。怒っている本当の理由をよく考えて、部下に伝えて下さい。

(シュミレーション)
事実確認:〇〇の件、後輩に仕事頼んでたように見えたけど合ってる?
あなたの気持ち:あの仕事はあなたに適任だと思っていたのに、後輩にふったら、後輩に先越されちゃうよ。それはあなたにとってすごくもったいない事だと思うよ。

③改善案を具体的に伝え、部下にメリットを伝える

部下への叱り方は抽象的はなく、具体的というところがポイントです。精神論では部下には伝わりません。また、その行動が部下にとって意味があることなんだよ、ということを部下が理解出来れば、今後同じ失敗を起こすことはより少なくなるでしょう。

(シュミレーション)
改善案:あの仕事はすぐには結果に繋がる仕事ではないから、進んでしたくない気持ちも分かる。今日の空いている時間に私と一緒に、どうやったらあなたにとってもっとやりやすい仕事になるのかを考えましょう。きっと省ける作業も二人で考えたら出てくると思うよ。
メリット:この仕事をあなたがもっと効率よく出来るようになれば、あなたの興味がある仕事をお願いしたいと思っているの。

言ってはいけない「叱る」NGワード

叱られている部下は、あなたが思っている以上にあなたの言葉一語一句の意味を考えてます。叱る時の発言には十分に気を付けなければ、味方になるはずの部下が、敵になることになります。

・だからダメなんだよ
・何で分からないんだよ
・もう信用できません
・何でこれが分からないの
・社会人としてどうなの
・親の顔が見てみたい
・今までどうやって生きてきたの
・もう他の人にお願いします
・この仕事向いてないよ
・今までよくそれで仕事してきたね

ひどい言葉ですね。でも実際にこういう言葉を使っている上司はいます。上に立つと少なからずNGワードのような感情になることもあります。でも、それは思っても絶対に口に出してはいけません。部下のモチベーションも下がりますし、あなたの評価も、もちろん下がります。部下を叱る時は、こういう言葉はグッと飲み込んで、本当にあなたが伝えたかった事を考えて叱りましょう。

もう一つのNG:精神論で部下を叱る

先ほどの「叱る」NGワードは辛辣な言葉なので、なかなか部下に直接伝える人は少ないと思います。「私はそんな言い方は絶対にしない」と思っている方、実はそんな人こそNGワードと同じぐらいの攻撃力をもった言葉で部下を叱っている可能性があります。

・あなたには期待しているから、もっと頑張ってほしい
・気合いがあればきっと大丈夫
・私の時代は、こんなこと日常茶飯事だったから、あなたにも出来る
・失敗は成功の元なんだから、失敗しても気にしない

これは、精神論での叱り方です。一見するといい上司がいう代名詞のように聞こえますが、これを言われた部下はこういう風に思います。

「既に頑張っているんだから、もっと具体的にどうしたらいいか教えてほしい。。この人自分に酔ってるだけなんじゃ。。。」

あなたがせっかく叱ったにも関わらず、部下には何も伝わってないというもったいない状況です。この精神論での叱りかたは、あなたの印象を悪くする危険な行為ですので、NGワードと同じく使わないように心がけて下さい。

それでも、どうしても部下を叱れない方

頭では「叱る」ことの大切さを理解はしているが、いざ部下を「叱る」となるとどうしてもできない方は、「叱る」成功体験をまだ経験されていないからです。「叱る」ことで色んないい影響が、あなたに起これば部下や周りの人にどう思われようとあなたはきっと「叱る」気になるでしょう。ここに関しては、ご自身を精神論で奮い立てせて一度、正しく部下を叱ってみてください。

叱る際に一番大事なことは、とにかく愛情をもって叱るという事です。そうすれば部下にはあなたの気持ちは伝わります。叱る際は自分の損得勘定を捨てて、部下の事だけを思って叱ってくださいね。

まとめ

あなたが若い時に叱られた経験を今思い出してみると、マネジャーたちは「叱り方」の3ステップを行っていたのではないでしょうか。部下に嫌われたくないという思いは、裏返すと部下に尊敬されたいという思いの表れでもあります。尊敬されるマネジャーになるには、部下に愛情を持って為叱るというのが一番の近道になります。

社会人になると、なかなか愛情をもって怒ってくれる人が周りにいません。愛情をもって叱ってくれる人は、人から必要とされたり、尊敬される人になれるんです。

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