【フリーランス向け】
青色申告決算書の書き方・記入例

【フリーランス向け】<br>青色申告決算書の書き方・記入例

青色申告決算書(一般用)とは、確定申告書を完成させる過程の書類です。
全4ページで構成されており、青色申告者は必ず、この4ページの書類を確定申告書と併せて税務署に提出しなければなりません。

4ページと聞くと、やることたくさんというイメージがありますが、会計ソフトを使っていれば、作成するのは簡単です。

書類への記入は黒ボールペンを使用し、訂正する場合は、訂正する文字を二重線で消し、正しい文字を記入してください。

青色申告決算書(1ページ)

写真の損益計算書(PL)を参考に作成していきます。とてもシンプルなPLなので、確定申告書作成の基礎中の基礎となります。何年も事業をされている場合は、この基礎に色々と追加がありますが、基礎は変わりませんので、将来の自分の為にもしっかりと、今ここでやり方を理解してください。

写真のPLには「青色申告決算書のどこに記入すべきか」と書いてありますので、青色申告決算書1ページ目にそれぞれを転記していってください。

集計した会計期間の日付を記入します。基本的に1/1~12/31日です。4/15日から事業を始めた方は、4/15~12/31日と記入して下さい。いつから始めたか分からない人は、青色申告承認申請書を見返してみましょう。

上のPL写真の数字を青色申告決算書に転記すると↓こうなります。

費用を転記する際、決算書には同じ項目が無い場合は、手書きでその項目を追加して下さい。写真のマーカーのところが、青色申告のお得ポイントです。会社の利益から65万円マイナスしていいというボーナスです。このお得ポイントは、支払う所得税をグンと引き下げてくれます。ちなみに、令和2年分からの申告は55万円と減額されます。しかしe-taxで申請をした場合は、今までと変わらず65万円の青色特別控除が受けられます。

青色申告決算書(2ページ)

先ほど作成した1ページを掘り下げるページとなります。ここは会計ソフトを見ながら記載してください。

「月別売上金額及び仕入金額」のところには、毎月の売上額と仕入額をそのまま記載して下さい。一番下の「うち軽減税率対象」の記入は任意となってます。

家事消費は、仕入た商品を自分の為に使用した場合です。
定価での販売処理が原則ですが、特例があり、仕入金額または定価の70%のいずれか高い方の金額で計上することも出来ます。

「給料賃金の内訳」は、給料を支払っている方一人一人の情報を記載してください。「給料賃金」の数字は額面金額(差し引かれる前)記載となります。もし、6人以上のスタッフがいる場合は、その他にまとめて記載して下さい。

「青色申告特別控除額の計算」は、赤字でなければ「青色申告特別控除前の所得金額」に、1ページ目の65万円を引く前の会社利益額を記載してください。「青色申告特別控除額」には650,000を記載してください。

青色申告決算書(3ページ)

3ページ目も1ページ目を掘り下げるものとなります。

減価償却がある場合に記載が必要です。別途説明します。

「地代家賃」を支払っている場合は、記載が必要です。支払先の住所とは大家さん住所と名前にりますので、賃貸借契約書を確認しながら記載してください。自宅兼事務所でお仕事されている方は、家賃全額を経費にすることはお勧めしません。せいぜい家賃の60%ぐらいを事務所家賃の経費として計上した方が、税務調査に入られた時に突っ込まれません。全体の家賃金額(15万)を記載して、経費としての家賃額(10万)を記載してください。

青色申告決算書(4ページ)

4ページ目は貸借対照表となります。貸借対照表の見方については別途説明致します。

写真の貸借対照表(BS)を使って4ページ目を作成していきたいと思います。このBSもすごくシンプルなものになりますので、基礎をここで学んで下さい。こちらも会計ソフトを転記するだけとなってます。

このBSを4ページ目に転記すると↓こうなります。

1年の売上金を、どのような形でお客様から支払ってもうのかを表すのが、「資産の部」です。今回BS上では、売上金の内100万円は現金でもらい、1,525,216円は掛けで入金予定となってます。掛けというのは、12月31日までに入金になっていない売上金をすべて売掛金といいます。(受取手形の場合もありますが、マイナーな為、売掛金のみで説明させて頂きます) 

「負債・資本の部」の「支払手形」から「貸倒引当金」までは、負債の部となりますので、最後の合計の計算をする時に資産からマイナスする数字となります。

「未払金」に459,460円とありますが、この内訳は、クレジットで支払ったものでまだ口座から引き落とされていなかったり、給与の未払い分になります。給与は通常12月分を翌月に支払うところが多いので、12月時点では給与が支払われておりません。

「預り金」は社会保険料を預かっている場合はここに載ってきます。他に住民税を給与から天引きしている場合、源泉所得税を天引きされている場合は、「預り金」となります。

資産の分になります。「元入金」は、法人でいう資本金です。この会社は資本金100万円なので、1,000,000と記載します。

「青色申告特別控除前の所得金額」には、1ページ目で計算した、65万円を引く前の、会社の利益を記載します。

「資産の部」の合計と「負債・資本の部」の合計は、必ず一致します。

平成30年度の税制改正:青色特別控除額の変更について

令和元年分の青色申告は、税務署に青色申告の届出を提出したら、65万円の特別控除が受けられました。しかし、令和2年分より、青色申告の届出(新たに事業を始める方)をして、さらにe-taxでの申請を行わなければ65万円の特別控除を受けることが出来ません。それでも引き続き、申告書を紙で提出をされる場合は、今後は55万円の特別控除となりますので、お気をつけください。

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